投稿者名: 飯田 寿 投稿日時: 2005年4月27日 10時05分
| はじめまして。院長の飯田と申します。
以下ははあくまで参考であり、診察でない点をご承知下さい。
治療することにより、一時的に視力が回復するのは確かですが、近視自体が治るわけではありません。
大学生を被検者にした実験では一ヶ月ほどの治療で多くの人の視力は改善しましたが、治療を中断すると三ヶ月もたたずに全員の視力が元に戻ってしまいました。
このことから近視に対する鍼灸治療の成果も一部の眼科で行われている眼精疲労治療と比べて格段に有効というわけではなさそうです。
ここでいう眼精疲労治療とは昔からある仮性近視の治療とは別のものです。
最近、パソコン等による眼精疲労とドライアイの対策のため流行になりました。
近視治療は針灸では経絡を使って目の栄養、疲労回復、全身状態の改善に関する治療を(眼科ではこれが点眼薬と顔面のツボへのマッサージとマッサージチェア、赤外線照射、スーパーライザー等になります)、毛様体へのアプローチは針通電(眼科では表面電極、TENS)を用います。
眼科の眼精疲労治療は健康保険がききますが、鍼灸院では自由診療になります。
まずは眼科での眼精疲労治療を行い、それで不十分と感じたら針灸治療を試されてはいかがでしょう。 |
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