投稿者名: 飯田 寿(ホームページ) 投稿日時: 2005年3月29日 23時46分
| メールの一部抜粋です。
以下ははあくまで参考であり、診察でない点をご承知下さい。
「メールでの治療法の質問は受け付けていませんので、極力、掲示板に投稿をお願いします。
棘上筋の炎症と言われたのでしたら、腱板炎の一種です。
腱板の小さな筋肉を鍛えるために運動療法を指示されているのではと想像されます。
腱板炎は上肢帯の廃用性萎縮や肩峰下滑液胞炎、肩関節の癒着をしばしば伴います。
上腕二頭筋長頭腱炎を併発することも多く、その場合は肩関節前面の痛みを伴います。
症状がひどい場合には、可動域制限(腕がしっかり上がらない、回らない)を伴います。
こうなると「退行性変性を伴う肩関節炎」ですから、いわゆる「五十肩」となります。
五十代に多いため五十肩と呼ばれます。二十歳でも五十肩といいます。
野球をされているとのことですから、インピンジメント徴候、または肩関節前面
の圧痛があれば、上腕二頭筋長頭腱炎とみてさしつかえありません。
通常、一回の治療で著効を示し、疼痛は半減します。
ですが可動域制限を回復するためのリハビリを含めて完全に治癒するまでに
三ヶ月から二年ほどかかります。」 |
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